
育成記録
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グラキリスは種からが面白い!発芽率を上げる実生テクニックを徹底解説
#グラキリス#実生
ぷっくりとした塊根と、空に向かって伸びる枝ぶりが魅力のグラキリス(Pachypodium Gracilius)。
憧れの存在であるグラキリスを、ゼロから育ててみたいと思ったことはありませんか?
種から育てる「実生(みしょう)」は、発芽から少しずつ形が変わっていく過程を間近で観察でき、何物にも代えがたい喜びがあります。
一見難しそうに思えますが、いくつかのポイントを押さえれば、発芽率をぐっと高めることができます。
この記事では、グラキリスの実生成功率を上げるための秘訣を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
1. 種の鮮度と状態を見極める
種の鮮度は、発芽率に直結します。
入手から時間が経つほど発芽率は低下するため、できるだけ新鮮な種子を手に入れることが大切です。
ネットで購入できるものにはいつ採取した種か表示してくれているものが多いです。
また、発芽を助けるために、種まき前にベンレートなどの殺菌剤溶液に浸す「殺菌処理」を行うと、カビの発生を防ぐことができます。
私はベンレートとメネデールを混ぜた水に12時間浸してから種まきをするようにしています。
種まき後もベンレートを混ぜた水をスプレーで散布してカビが生えないようにしています。
2. 最適な用土と環境を整える
グラキリスの発芽には、無菌で通気性が良く、適度な保水力がある用土が必要です。
おすすめは赤玉石と軽石を1:1で混ぜたものです。
また表層に赤玉土の細粒を敷くことで根が定着しやすくなります。
私は初めての実生で赤玉土の細流を使わなかったため、根が安定するまで時間がかかってしまいました。
種まき後は、用土を乾燥させないことが重要です。腰水(底面吸水)で管理し、ラップや透明な蓋を被せて湿度を保ちます。
また、発芽適温は25℃〜30℃と高めです。冬場はパネルヒーターや温室を活用して、この温度を保ちましょう。
おすすめは100均に売っているザル付きのタッパです。
どれくらい水が入っているかの確認もしやすく蓋もできるため実生では重宝しています。
3. 光と風のバランスを考える
発芽直後から、グラキリスは光を必要とします。
ただし、直射日光は避けてください。室内のできるだけ明るい場所や、遮光ネット越しに光を当ててあげましょう。
また、湿度を保ちつつも、密閉しすぎるとカビの原因になります。1日に数回、軽く蓋を開けて換気を行うことが大切です。
まとめ グラキリスの実生は、一粒の種から、やがてあの立派な塊根が生まれるという、神秘的な体験です。
種の鮮度、用土の選択、温度・湿度管理、そして光と風のバランス。これら少しの工夫で、成功率は格段に上がります。
今回解説したテクニックを活用して、あなただけのグラキリスを種から育ててみませんか?
もし、実生に挑戦してみて、もっと詳しく知りたいことや、困ったことがあれば、いつでもご相談くださいね。
憧れの存在であるグラキリスを、ゼロから育ててみたいと思ったことはありませんか?
種から育てる「実生(みしょう)」は、発芽から少しずつ形が変わっていく過程を間近で観察でき、何物にも代えがたい喜びがあります。
一見難しそうに思えますが、いくつかのポイントを押さえれば、発芽率をぐっと高めることができます。
この記事では、グラキリスの実生成功率を上げるための秘訣を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
1. 種の鮮度と状態を見極める
種の鮮度は、発芽率に直結します。
入手から時間が経つほど発芽率は低下するため、できるだけ新鮮な種子を手に入れることが大切です。
ネットで購入できるものにはいつ採取した種か表示してくれているものが多いです。
また、発芽を助けるために、種まき前にベンレートなどの殺菌剤溶液に浸す「殺菌処理」を行うと、カビの発生を防ぐことができます。
私はベンレートとメネデールを混ぜた水に12時間浸してから種まきをするようにしています。
種まき後もベンレートを混ぜた水をスプレーで散布してカビが生えないようにしています。
2. 最適な用土と環境を整える
グラキリスの発芽には、無菌で通気性が良く、適度な保水力がある用土が必要です。
おすすめは赤玉石と軽石を1:1で混ぜたものです。
また表層に赤玉土の細粒を敷くことで根が定着しやすくなります。
私は初めての実生で赤玉土の細流を使わなかったため、根が安定するまで時間がかかってしまいました。


種まき後は、用土を乾燥させないことが重要です。腰水(底面吸水)で管理し、ラップや透明な蓋を被せて湿度を保ちます。
また、発芽適温は25℃〜30℃と高めです。冬場はパネルヒーターや温室を活用して、この温度を保ちましょう。
おすすめは100均に売っているザル付きのタッパです。
どれくらい水が入っているかの確認もしやすく蓋もできるため実生では重宝しています。

3. 光と風のバランスを考える
発芽直後から、グラキリスは光を必要とします。
ただし、直射日光は避けてください。室内のできるだけ明るい場所や、遮光ネット越しに光を当ててあげましょう。
また、湿度を保ちつつも、密閉しすぎるとカビの原因になります。1日に数回、軽く蓋を開けて換気を行うことが大切です。

まとめ グラキリスの実生は、一粒の種から、やがてあの立派な塊根が生まれるという、神秘的な体験です。
種の鮮度、用土の選択、温度・湿度管理、そして光と風のバランス。これら少しの工夫で、成功率は格段に上がります。
今回解説したテクニックを活用して、あなただけのグラキリスを種から育ててみませんか?
もし、実生に挑戦してみて、もっと詳しく知りたいことや、困ったことがあれば、いつでもご相談くださいね。